ラクリモッサの劇場の看板ダンサー。
華麗な踊りと天使のような笑顔で、
見る者全てを虜にする小悪魔系男子。
男女問わずファンが多くファンクラブもある。
世界一のスターになる為、
ロードオブグローリーに参加している。
彼がスターを目指すのは、有名になれば
いつか両親に見つけてもらえると思っているからである。
本名は『リヒト・フォン・アトカニバル』。
実はグランツの姉の息子で、
彼にとっては甥であるが本人はその事実を知らない。
3歳の時に、家が魔物に滅ぼされて母と共に逃亡。
その後、母が亡くなってからは教会で過ごす。
6歳でラクリモッサのオーナーに
引き取られて初舞台を踏み、
みるみるうちにスターになる。
承認欲求が強く、みんなに自分を見てもらい、
好きになってほしいという気持ちが強い。
幼少期の辛い体験から
もう一つの人格を作ってしまっている。
もう一つの人格は独占欲が非常に強く、
好きな相手を傷つけることも厭わない。
このことを知るのはグランツのみである。
普段は無邪気で人なつっこい天真爛漫な性格。
ただし年齢的に考えが浅く危ういところがあり、
そこをグランツが陰ながら守っている。
食べ歩きが好きで、特にお菓子が大好き。
占いでは将来太ると言われている。
アクセサリーも好きで、自作も得意。
目元は母親そっくりである。
クマのぬいぐるみが好き。
彼が大勢の前で踊り続けるのは、
離れてしまった両親に見つけてもらうため。
明るく振る舞う彼の影には、
孤独への寂しさと、もう一つの顔があった。
二度と言わないようにしようって。
僕ね、好きなものはぜーったいに
手に入れないと気がすまないんだ。
だから、君も僕のものにしてあげる。